
こんにちは!オトントコです。
だいぶお久しぶりの更新になってしまいましたが、X(旧Twitter)もオトントコのアカウントでバズったこともあり、
このサイトメガロウイルスは記事にしたい気持ちがずっとあったのでようやく重い腰をあげました。
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育児のほのぼの(刺激的?)な投稿多めです。
さて今日は「第二子をそろそろ考えたいな」と思っているパパママに、ぜひ知っておいてほしい、
サイトメガロウイルス(CMV)感染症 についてまとめます。
記事後半には、妻がCMV陽性判定を受けてからの、私たち夫婦の心境と診断経過などを記載します。
サイトメガロウイルス(CMV)って何?
サイトメガロウイルス(CMV)は、風邪のようなウイルスの一種。
大人が感染しても症状が軽く、気づかないまま終わることも多いのですが、妊娠中に「初めて感染」すると、お腹の赤ちゃんに影響を及ぼすことがあります。
私たち夫婦もこの感染症の存在を知りませんでした。
トキソプラズマとかは知ってたけど、CMVは1人目も2人目も産院で特に注意喚起などもなく、全く知りませんでした。
先んじて声を大にして言いたいのは、
CMVに感染したからといって、過去の自分を責めることは絶対にしなくて良いと思います!!!
なんなら感染するのは子どもに愛情を沢山注いだ方や、食物を大切にする方の方が感染する確率が高いと思うので。
CMV感染してからこの記事にたどり着く方も多いと思うので、あえて声(文字?)を大にさせていただきました。
下記からは、私たちも知らなかったCMVの内容や予防法に関して記していきたいと思います。
赤ちゃんへの影響は?
妊娠中のママがCMVに初感染して、胎児にうつると、「先天性CMV感染症」と呼ばれます。
主な症状・後遺症の例
- 聴覚障害(難聴)
- 発達の遅れ
- 低体重や小頭症
- 視覚障害
- けいれんなど神経症状
特に「難聴」は出生時に症状がなくても、数年後に分かることがあります。
どこから感染するの?

一番多いのは 小さな子どもからママへ。
保育園や幼稚園に通う上の子から、よだれ・鼻水・尿などを通して感染するケースが多いんです。
日々抱きしめたり、おむつ替えしたり、食事介助で食べ残しを食べたりしてたら、感染不可避では?とも思ってしまいますよね、、、
妊婦から胎児へのサイトメガロウイルス(CMV)感染の確率は、
母体が初感染したか、既に抗体を持っているかによって大きく異なります。
抗体を持たない妊婦が妊娠中に初感染した場合、その約40%が胎児に感染します。
しかし、日本人の妊婦の約7割はCMV抗体を持っているため、全体から見るとCMVに感染していない(抗体がない)妊婦は少なく、
その中の1~2%が妊娠中に初感染すると推計されています。
予防策はあるの?

ワクチンはまだありません。だからこそ、 生活の中のちょっとした工夫 が大切のようです。
- おむつ替えや鼻水処理の後は、必ず石けんでしっかり手洗い
- 食器やスプーンを子どもと共有しない
- 子どもの口に直接キスするのは控える
- 子の食べ残しをママが食べない
神経質になりすぎるのも疲れちゃうと思うので、できる範囲で習慣にしていくのがおすすめです。
ぶっちゃけ食べ残しとかは、「ご飯つぶ残すと目がつぶれるよ」と言われて育った田舎のボーイズ&ガールにとっては、
そのまま捨ててしまうのは心苦しいですよね、、私(夫)もご飯粒残すと目がつぶれるよと言われて育った田舎出身です、、
ただCMV感染のリスクを考えて、妊娠期間だけは上記のような対処をしても良いかもしれません。
母体CMV陽性、脳室拡大判定
ここからは我が家の体験記となりますが、
妊婦検診の中で、母体がCMV陽性の判定となりました。
調べてみると、日本の女性の7割ぐらいは抗体を持っていることが分かり、
もしも妊娠中に初感染したとしても胎児に感染する確率は40%。
まだ感染してる確率の方が低いと自分たちに言い聞かせました。
しかしさらなる検査の結果、脳室が拡大していると医師に言われました。
胎児のCMV感染の主な症状としても脳室の拡大があります。
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当初の産院の医師に言われた脳室の大きさは、
19mm。
正常ラインは10mm未満。15mm以上は高度な脳室拡大。
素人でも上記基準で19mmの危険度が分かりました。
脳室拡大の後遺症で調べてみると、
てんかん、運動障害、知的障害などといった、
言葉として知ってはいるものの、
どこか当時の私たちとはあまり身近ではない言葉が羅列してあり、
動悸と息苦しさを覚えたことを記憶しています。
加えて、あるべきはずの動脈が確認できないということもあり、リスクを伴う出産になる可能性があるため、転院を推奨され、
環境が整っている大きな病院に転院することになりました。(神奈川県立こども医療センター)
近場の産院から、車を使わないと通えないような病院にうつること、毎回レンタカー借りないといけないこと、当時妻はペーパードライバーだったので、夫側で毎週休みを取って検査や検診に通わないといけないこと
などなど直ぐに段取りしないといけないことも多いものの、
生まれてくる子が大きなハンデを背負って生まれるかもしれないという、
戸惑いと、不安と、心配と、
調べれば調べるほど確率が高くなる気がして、しばらくの間は気落ちしておりました。
ただ、しばらくネットで調べた後に思ったのは、
悲観的に考えるのはこの子にとっても失礼だなと、
例えどんな状態で生まれたとしても、
親も子ども、どちらも笑い合いながら幸せに育て上げることが親の務めという覚悟が自然と醸成されていきました。
「悲観は感情で、楽観は意思である」という言葉をこの時ほど強く認識したことはありません。
その後の詳細の検査の結果、
軽度な脳室拡大は認められたものの12mm程度と診断され、
出生後の検査で胎児へのCMV感染はしていないことが分かりました。
覚悟はしていたものの、やはり非感染だったと聞いて安堵したことを覚えています。
我が子はCMV非感染でしたが、CMVは決して珍しい感染症ではなく、まだまだパパママ達に知られていないのが現状。
「知っていたら防げたかもしれない」そんな声も多いようです。
今回少しでもその一助になればと思い、
ブログに書きました。
ただ、子どもと距離が近ければ感染してしまう可能性が高い、自身を責める必要は全くないものだとも思いますので、
どうかご自身を責めないで。
第二子以降を考えるタイミングであれば生活習慣を見直すきっかけとなれば幸いです。
不安がある場合は、妊娠前や妊娠初期に抗体検査を相談してみるのも一つの方法です。
まとめ
- CMVは大人では気づきにくいが、妊娠中に初感染すると赤ちゃんに影響することがある
- 上の子を通じて感染するケースが多い
- 手洗いや食器の共有を避けるなど、日常の工夫で予防が可能
- 不安な時は産婦人科で検査を相談してみよう
えらく真面目な内容になりましたが、
少しでもお役立ちできれば幸いです!
後日談ですが、脳室は大きかったのですが、
シンプルに頭がデカいだけでした。夫側の家系の遺伝の可能性が高いです。
というかほぼ100%遺伝です。私(夫)や兄弟の出生時の頭位が我が子同等以上にデカいので。
妻にはキレられました。
謝罪しました。
既に生後6ヵ月ほどの坊やですがすくすく育ってます!良かった!!
以上、第二子を考えているパパママへ~サイトメガロウイルス(CMV)って知っていますか?~でした!!
↓↓手洗い用にぜひ↓↓